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Wooden Structural R&D

PLYWOOD KIT HOUSEの構造
 木造住宅を設計する場合,通常は,在来軸組構法として,柱は90〜120角の部材が主に用いられ,2×4構法では38×76の2〜3本の組み合わせ,ラーメン構法になると,150角以上の柱を用いることになる.空間が大きな建物では,こうした大きな部材を用いても問題がないが,住宅などの規模が小さい建物では,壁をなくすために無理矢理ラーメン構造としても,柱の大きさが,大きくなり,逆に圧迫感を生じてしまう例も少なくない.  木造でも,材料のバラツキなどの特性,座屈の検討を行えば,こうした部材より小さな部材による設計が十分可能となる.  大内山村野鳥観察舎(新建築2000年10号)では,小断面材(45×75)を用いた.このため,水平力に対して,トラス構造とし,接合部を簡略化,また,材料のバラツキ,一部の損傷を多量に並べられた部材全体で補うことができるようにした.  木造HPシェルの家(住宅特集2001年7月号)では,屋根を薄くするために,スギ板と構造用合板を用いて,10m×10mの屋根を厚さ62mmという厚さで実現している.ここでは,構造用合板を用いて,材料のバラツキ,乾燥収縮を軽減させている.  PLYWOOD HOUSEでは,建物規模が小さいため,通常の柱断面では,相対的に柱が大きくなってしまう.小断面の製材では,部材のバラツキが大きくなってしまう.野鳥観察舎のように小さい断面の部材を大量に並べてしまうと,開口部がとれない.集成材では,小断面は難しく,高価である.そこで,断面が小さくてもバラツキの小さい部材を用いる必要がある.製材より安定した積層板として,構造用合板,LVBなどが候補にあがったが,手軽に入手できる構造用合板を選択した.厚さ18mm,910×1820の合板から部材を切り出す事になったが,今度は,柱−梁の接合部が問題になる.短辺方向には壁を設けられないため,必然的に剛接合を要求される.ここでは,合板からの切り出しが役に立つ.柱−梁接合部を一体に切りだし,柱・梁の中間など比較的応力の小さい部分でジョイントする.サイズが小さいため,土台−柱−梁を一体としたロの字フレームの工場製作・運搬が可能となり,ロの字フレームによるラーメン構造が可能となった.長辺方向は,このロの字フレームを工場制作の構造用合板によるパネルで接合する事により成立する.こうして,主構造を合板とするPLYWOOD HOUSEが実現した.(KOS)


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木 R&D
[PLYWOOD KIT HOUSE]

Copyright Mar.08.2002 KOS 


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